2007年7月25日水曜日

画家の故伊藤さんの足跡触れて 札幌市中央区 アトリエ公開へ

 札幌の街並みを描き、「赤れんがの画家」として親しまれた画家・伊藤仁(じん)さん(一九一五-九六年)のアトリエが二十二日から、「伊藤仁アトリエ記念館」として一般公開されることになった。伊藤さんを師匠と慕うファンの熱意に押されて家族が決断した。二女の田所倭子(わこ)さん(62)は「形だけじゃなく、空気を描いた父の作品に触れてほしい」と話している。
 記念館は、伊藤さんのアトリエだった自宅一階。伊藤さんが生前に使っていた状態で保存していたが、伊藤さんの生涯と作品をたどる本が出版されたのがきっかけで一念発起。「知る人ぞ知る」(田所さん)という伊藤さんの足跡を知ってもらおうと、自宅を開放することにした。
 道庁や旧札幌中央郵便局など札幌のモダンな建造物を描いた作品のほか、フランスなどの風景画、静物画など四十三点を展示する。表紙絵を手がけた文芸誌などもあり、伊藤さんの幅広い創作活動が体感できる。
 二十一日には伊藤さんをしのぶ「おおでまり忌」も開かれる。田所さんは「伊藤仁とは何者だったのか、多くの人に知ってもらえれば」と話している。
 住所は中央区南六西二一。開館日は毎月第二、第四日曜日の午前十時-午後五時。入場料は三百円。問い合わせは田所さん(電)561・0078へ。

(北海道新聞より引用)

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