北海道とロシア・サハリン州の「友好・経済協力に関する提携」が今年で十年目を迎え、道と同州の双方が次のステップを見据えた関係構築を模索している。七月の北海道洞爺湖サミットでロシア大統領が初めて来道することもあり、まずは年内に知事の相互訪問を実現させたい考えだ。
協力提携は一九九八年十一月に調印され、文化やスポーツ分野での交流拡大、道と同州を含むロシア極東地域が一九九二年に策定した「経済協力プログラム」の推進などが盛り込まれている。
同協定に基づき、これまでに道知事が同州を四回訪れ、同州知事が六回来道。地域レベルでの政治対話を進めてきたが、高橋はるみ知事が初めて同州を訪問した二〇〇五年八月以降は二年以上途絶えており、道はサミット後の相互訪問を軸に調整を進める方針だ。
一方、道は〇一年に相互交流の拠点としてユジノサハリンスク市に道サハリン事務所を開設。同州側も〇六年に在札幌サハリン州代表部を置き、相互協力に向けた体制づくりは進んできた。
こうした動きを踏まえ、十二日に道議会が主催した「国際交流のつどい」には、同代表部のアンドレイ・クトボイ代表が米韓ロ中の駐札幌総領事と肩を並べて出席し、存在感をアピール。
同代表は「この十年で交流が深まり、新たな課題や目的も見えてきた。今年は道とサハリン州にとって非常に重要な年になる」と述べ、知事の訪問実現に力を込めた。
道は同州との現状を、サハリンプロジェクト進展に伴い民間企業の活動には一定の成果が上がっている一方、経済交流には伸び悩み感もあると分析。知事の相互訪問などを通じ、貿易や投資活動を推進させたい考えだ。
(北海道新聞より引用)
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